熊本山鹿ソーラーパークBの完成図
熊本山鹿ソーラーパークBの完成図
(出所:スマートソーラー)
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安全祈願祭の様子
安全祈願祭の様子
(出所:スマートソーラー)
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 スマートソーラー(東京都中央区)は、熊本県山鹿市に連系出力1.96MW、太陽光パネル設置容量2.565MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「熊本山鹿ソーラーパークB」の建設を開始し、11月15日に安全祈願祭を行った。2018年6月に完工し、売電を開始する予定。

 A・B・C・Dの4カ所で合計53MWに達するメガソーラープロジェクト計画の一つ。高効率タイプの単結晶シリコン型太陽光パネル(310W/枚)合計8277枚を設置した。分散型PCS(パワーコンディショナー、40kW/台)を採用することで太陽光パネルへの影・方位・傾斜角のばらつきに伴うロスを減らしたという。また、自社開発の3次元架台「スマートアレイ」で土地の造成を最小限に抑えた。

 年間予想発電電力量は約279万8000kWh。一般家庭8745世帯分に相当し、年間1553.1tのCO2削減に貢献する。発電した電力は全量売電する。買取価格は36円/kWh。太陽光パネルは中国トリナ・ソーラー製、PCSは中国ファーウエイ製を採用した。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは関電工が担当した。事業主体は合同会社SS山鹿Bで、三井ファイナンス&リース(SMFL、東京都千代田区)からリース方式で資金調達した。リース期間は15年間。

 スマートソーラーは、全国30カ所・合計205MW超のメガソーラーを開発し、EPCおよびO&M(運営・保守)も行っている。これまでに15カ所28MWの発電所を建設・稼働し、10カ所117.5MWを建設中。そのうち、自社所有は4カ所5MW,出資発電所は7カ所130MWになる。