Jiangsu Seraphim Solar Systemのパネルを設置したメガソーラー
Jiangsu Seraphim Solar Systemのパネルを設置したメガソーラー
(出所:Jiangsu Seraphim Solar System)
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 中国の太陽光パネルメーカーJiangsu Seraphim Solar System(江蘇セラフィムソーラーシステム有限公司)は11月13日、ベトナムで2つのメガソーラー(大規模太陽光発電所)に対し、太陽光パネル供給協定に署名したと発表した。合計出力は80MW規模で、2019年4月末までに系統連系する予定。

 ベトナムAMI RenewablesとフィリピンAC Energyとの共同開発プロジェクトになる。「BMT Solar Farm Project」は出力30MWで、建設地はDak Lak州Krong Pac区。「KHSolar Farm Project」は出力50MWで、建設地はKhanh Hoa省Cam Lam区。

 両プロジェクトともSeraphimの高効率太陽光パネルを採用する。施工は、マレーシア・クアラルンプールに本社を置く大手EPC(設計・調達・施工)事業者ERS Energy Sdn Bhdが担当する。同社は、東南アジア地域で300MWの設置実績を持つ。

 Seraphimにとってベトナムで初めての受注案件となる。同社は、自社開発した数十件の技術特許を所有し、30カ国に6GW超の太陽光パネルを納入しているという。また、ブルームバーグ新エネルギーファイナンスのTier1モジュールメーカー認定およびDNV GLの認定を受けている。