大分県豊後高田市の田染荘小崎地区で、11月19日から12月3日に、稲刈り後の水田を舞台にした大規模なイルミネーションイベント「千年のきらめき」が開催される。あぜ道に約1万個の太陽光パネル付きLEDライト「ペットボタル」を設置する。
日没後、暗くなるにつれ、ホタルが出現するように、1つひとつのライトが点灯していくという。主催は、田染地区里山づくり協議会で、地方創生交付金「田染荘誘客促進魅力創出事業」(千年の時を刻む心いやす郷づくり事業)の一環となる。
「ペットボタル」は、日中に太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に貯めておき、暗くなるとLEDライトが自動的に点灯する仕組み。30分ごとに発色が変わる。サンケン電気がCSR(企業の社会的責任)活動の一環として、地域貢献のため開発し、一般には販売していない。
これまで石川県輪島市「あぜのきらめき」、千葉県鴨川市「棚田の夜祭り」、富山県牛岳温泉スキー場「虹のかけはし」などのイベントで導入された。化石燃料を消費しないイルミネーションとして、評価されている。