「学校応援でんき」の仕組み
「学校応援でんき」の仕組み
(出所:NTTスマイルエナジー)
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 NTTスマイルエナジー(大阪市)、みんな電力(東京都世田谷区)は11月1日、小中学校で発電された電気を購入することで母校を応援する電力サービス「学校応援でんき」を発表した。第1弾として、大阪府高槻市の小中学校を対象とした電力サービスを2018年1月から受付・提供開始する。

 市立小中学校の屋根に太陽光パネルを設置し、発電した電力をみんな電力が全国の消費者、特に設置した学校の在校生や卒業生の家族などに販売する。電力を購入することで、母校などに応援金が還元される仕組み。

 「ゆかりのある場所で作られた電力を選択・利用すること」をエネルギーの新たな価値として提案する。こうした価値が目に見える形で還元される仕組みを提供することで、再生可能エネルギーを通じた新たな価値の創出を目指すという。

 学校施設や自治体などは、応援金や太陽光設備設置への賃貸料が見込めるため、施設の改修などが可能になる。

 第1弾の大阪府高槻市では、市立第六中学校と市立芥川小学校に、それぞれソーラーフロンティア製太陽光パネル(総出力26.52kW)とオムロン製PCS(総出力22.0kW)を、市立柳川小学校にハンファQセルズ製太陽光パネル(総出力58.8kW)とオムロン製PCS(総出力39.6kW)を導入する。

 太陽光発電設備の施工は柴田工業(名古屋市)が担当する。今後、太陽光発電設備を搭載する学校を順次、拡大していく予定。