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太陽光パネルの「クラスタ断線」を監視データから発見、札幌のCSS

2016/11/10 12:54
金子憲治=日経BPクリーンテック研究所
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太陽光パネルにおける断線のイメージ
(出所:CSS)
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クラスタ断線のイメージ
(出所CSS)
クリックすると拡大した画像が開きます

 太陽光発電事業の開発・運営、遠隔監視・診断サービスを展開するCSS(札幌市中央区)は11月1日、自動診断サービス「Yield Vision」に、太陽光パネルのクラスタ断線や高抵抗化を見つける機能を付加したと発表した。

  「Yield Vision」は、太陽光発電所から自動取得したデータを独自のアルゴリズムによって解析し、レポートを配信するシステム。新サービスでは、ストリング監視を導入している発電所が対象となる。ストリング別の電流値の動きを詳しく解析し、クラスタの断線や高抵抗化が発生しているストリングを検出し、レポートに記載する。

 発電事業者は、同レポートで警告が出た場合、該当箇所のパネルを測定し、故障したパネルを交換することで、最小のコストで損失を回避できるという。

 CSSの所有・運営する複数の大規模太陽光発電所(パネル総数約13万3000枚)での実績では、「Yield Vision」で警告が出たストリングでは、ほぼ100%の確率でパネルの故障が発見されているという。

 これらの発電所では、実際に数百枚の故障パネルを発見し、メーカー保証で交換した。事前にレポートで該当するパネルが特定できていたため、現地では、測定作業として1一人の検査担当者が、数日要しただけという。

 かりに、「Yield Vision」がなければ全ストリングを測定する必要があり、これだけの枚数を測定するとなれば、少なくとも数カ月の時間を要するという。また、測定にあたってパワーコンディショナー(PCS)を停止すれば、売り上げの損失も莫大になる。

 CSSでは、「Yield Vision」の基本的な自動解析までは、無料サービスで提供し、専門家によるアドバイスなど付加的な情報については有料にしている。今回、加えたクラスタ断線の発見機能については、自動化されており、無料サービスに含まれる。

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