サンヨーホームズと日立製作所は、高齢者の生活を支援する見守りサービスの実証を、2017年11月から約半年間、サンヨーホームズのリハビリ施設で実施する。サンヨーホームズの屋内移動支援ロボットと日立製作所のIoT技術や画像解析システムを活用。高齢者のさまざまな歩行パターンのデータを把握・蓄積し、見える化・フィードバックするシステムの提供を目的とする。
この実証を通じて、サンヨーホームズは高齢者向け施設や在宅で高齢者の移動を支援する屋内移動支援ロボット「寄り添いロボット」の事業化を目指す。一方、日立製作所は画像解析システムを活用した高齢者向け見守りサービスの事業化を目指す。
サンヨーホームズの「寄り添いロボット」は、天井に設置されたレール下を動く駆動装置につながったジャケットを、高齢者が着用して利用。万が一の転倒をセンサーが感知し、緩やかに転倒させることで大腿骨頚部や腰椎の骨折につながる衝撃を緩和する。骨折の不安を持つ高齢者が自力で歩けるようにサポートし、筋力やバランス力の低下を防ぐ。
日立製作所の見守りサービスは、画像解析システムによって高齢者の歩行パターンを解析し、歩行に関する情報をフィードバックする。これにより、高齢者の健康維持に役立てる。