米国ニューヨーク州のGreen Street Solar社は10月27日、マサチューセッツ(MA)州ウェスト・ブリッジウォーター(West Bridgewater)で4.1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を開始したと発表した。

 同メガソーラーは、単一の屋上設置型の太陽光発電システムとしてはマサチューセッツ州で最大になるという。

 Green Street Solar社が所有し、長期にわたって運用する。同州アトルボロ(Attleboro)市内の全公立学校(生徒数:約6000人)の電気代を低減するために使用され、その削減額は、25年間で350万ドル以上になると見込まれている。

 環境面では、自動車1万8850台に相当するCO2排出量の抑制、または約700エーカー(283万㎡)の森林保護に相当するとしている。

 同プロジェクトの資金調達に関しては、米Seminole Financial Services社が支援した。同社は不動産や金融関連の事業を手掛けており、最近は再生可能エネルギー事業にも融資している。主に1M~20MWのメガソーラーを対象とし、これまでに8億ドル以上を330MW以上のプロジェクトに融資した実績がある。

 近年、米国では、経済的なメリットに加え、環境教育を目的として、学校や教育機関が太陽光発電を導入する動きが増加している(関連記事)。