デジタルヘルスベンチャーの情報医療は、国立がん研究センターなどと共同で提案した研究開発課題「内視鏡外科手術における暗黙知のデータベース構築と次世代医療機器開発への応用」が、AMED(日本医療研究開発機構)の平成29年度 未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業「臨床現場の医師の暗黙知を利用する医療機器開発システム~『メディカル・デジタル・テストベッド』の構築~」に採択されたと発表した。

 今回の研究開発課題では、国立がん研究センター東病院や日本内視鏡外科学会の内視鏡手術動画データに、情報医療の機械学習・深層学習の技術と医療分野における知見を活用する。これまで暗黙知として行われてきた手術手技をデジタル化して学習させることで、解剖構造や手技の認識につなげる。さらに、この開発で確立されるデータベースを、革新的なロボット手術へ技術応用することも視野に入れる。