JREが運営中・施工中の再エネ発電所
JREが運営中・施工中の再エネ発電所
(撮影:日経BP)
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 再生可能エネルギー発電事業者のジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都港区:JRE)は、「ふくしま復興・再生可能エネルギー産業フェア2016」(10月19日~20日:福島県郡山市で開催)において、福島県の企業・団体と共同出展し、同県内や日本全国における再エネ発電への取り組みをアピールした。

 同社は、米ゴールドマン・サックス・グループと、森トラスト・ホールディングスの森章社長が設立したMAプラットフォーム(東京都港区)による合弁会社の傘下の企業で、国内で24カ所の再エネ発電設備を運営している。2020年までに、合計出力1GW(1000MW)に拡大する目標を掲げている。

 共同出展したのは、一般財団法人の「ふくしま未来研究会」(福島市)と、信夫山福島電力(福島市)である。JREを含めたこの3者は、福島の復興に向けた再エネ発電所の共同開発に関する合意書を、今年9月に締結した。

 地元の福島を本拠とし、地域の状況に精通しているふくしま未来研究会、信夫山福島電力と、JREの再エネ発電所の開発・運営の知見を融合し、福島の復興を再エネ発電所の導入の面から加速させたいとしている。

 3者は、福島県内において、太陽光・風力・小水力・バイオマスなどによる発電所を共同で開発していく。

 すでに、県南地域において、2カ所・合計出力約100MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)、県北地域において、1カ所・出力約30MWの風力発電所を共同で開発する計画を進めているという。