シンガポール政府投資公社(GIC)とジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京都港区)は10月20日、GICの関連会社が、JREの親会社であるジーエス・リニューアブル・ホールディングス合同会社(GSRH)に資本参加したと発表した。
JREは、米金融機関ゴールドマン・サックスからの出資を受け、2012年8月に設立され、太陽光・風力・バイオマスの発電所を中心に日本各地で再生可能エネルギー発電所の開発・建設・運営を行っている。現在は34発電所(総出力約210MW)を運営するほか、約170MWの新規発電所建設に取り組んでいる。
今回の出資受け入れによって、JREは、米ゴールドマン・サックスとシンガポールのGIC社との共同出資となる。
GICは、シンガポールの政府系投資会社で、1981年に創立された。現在は1000億米ドル超の資産を運用している。再エネ分野についても世界で6000MW(6GW)を超える投資実績がある。今回のJREへの投資は、GICによる日本のインフラ・再エネセクターにおける第1号投資案件となる。