太陽光パネル大手の米サンパワー(SunPower)社は10月18日、フランスのエネルギー規制委員会(CRE)による太陽光発電プロジェクトの入札「CRE4」の2ラウンド目で高効率太陽光パネル291MW分を供給するプロジェクトを受注したと発表した。

 同プロジェクトは、フランス国内における地上設置、屋根上、カーポートなどのプロジェクトと仏領の離島地域(ZNI)などにおける蓄電池併設の自家消費型プロジェクトの2種類から構成される。

 CRE4の1ラウンドと2ラウンド両方のプロジェクトで同社が供給する太陽光パネルは合計505MWとなり、同入札で受注した容量としては最大になるという。

 米サンパワーは、フランスを拠点とする国際石油資本のトタル(Total S.A.)が株式の過半を所有しており、フランスでのプロジェクトが増加の傾向にある(関連記事1)。

 足元の米国市場ではSuniva社の提訴を契機にトランプ政権が輸入太陽光パネルに対して保護的な措置を決定した場合、同社の事業にも影響が及ぶ可能性が高い(関連記事2)。このため、同社は今後もフランスに加え、トルコや南アフリカなどの新興国を含むグローバル市場での事業をさらに強化していくとみられる(関連記事3)。