自動運転の取り組みについて語るNVIDIA社CEOのJen-Hsun Huang氏
自動運転の取り組みについて語るNVIDIA社CEOのJen-Hsun Huang氏
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 米NVIDIA社は2016年10月6日、都内で開催したプライベートセミナー「GTC Japan 2016」の基調講演で同社の社長兼CEO(最高経営責任者)のJen-Hsun Huang氏が自動運転に関する同社の取り組みを紹介した。

 乗用車やトラック、タクシーなどの運輸を含めた交通関連産業は人工知能(AI)によって大きな革命が起き、1000兆円規模の市場を創出する可能性があるという。その中でも業界に大きな変革をもたらすのが、AIによる自動運転だ。

 Huang氏によると、自動運転におけるAIの使い方は「周辺の認識(センシング)」と「自己位置測定(推論)」、「運転(行動)」の3つがあるという。この3つのAI処理の実行環境として同社が用意しているのが、車載向けの開発プラットフォーム「DRIVE PX2」とその上で動作するソフトウエア基盤(OS)「DRIVEWORKS ALPHA 1」である。