太陽光パネル大手のソーラーフロンティア(東京都港区)は9月28日、電力小売全面自由化から半年を経過したのを機に、全国の20~60歳代の主婦約1000人を対象に「電⼒や発電方法に関する意識調査」を実施した。
調査結果によると、以下のような傾向がわかったとしている。
(1)電力自由化で今後さらに広がって欲しい選択肢のトップは「料金プラン」、次に「電力会社」、そして3番目には「クリーンエネルギーを使用した電⼒が選べること」となった。
(2)電気の発電方法を知りたい主婦は約8割に達した。
(3)発電方法を気にしたことのある主婦は3割強で、東日本大震災や電力自由化がきっかけとなった。主婦の約8割は、欧州のように電⼒会社に発電方法の公開を義務付けて欲しいと思っている。
(4)もし発電方法が公開されたら選びたい電⼒は、太陽光、水力、風力などクリーンエネルギーが7割を超えた。
(5)太陽光発電で動いたら良いと思う家電は「冷蔵庫」「エアコン」「照明」。
(6)タイプ別で見ると、インドア派、iPhone派、Web/SNS派はクリーンエネルギー志向が高い傾向があるーー以上のような結果となった。
アンケートを実施したソーラーフロンティアは、「今回の調査では、多くの主婦たちは食品を買うときに産地を気にするのと同じように、電力の“産地”も気にしており、発電方法が公開されたら再エネを中心に選びたいと思っている」との分析結果を公表した。