カナディアン・ソーラーは26日、米カリフォルニア州フレズノ(Fresno)郡で200MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Tranquillity Solar Facility」が売電を開始したと発表した。

 太陽光発電事業を運営する同社米国子会社である、米Recurrent Energy社と米エネルギー大手Southern Companyの系列会社であるSouthern Power社によるもの。

 Southern Power社が2015年8月にRecurrent社から同プロジェクトの51%の権益を取得し、多数株主となった。Recurrent社は、49%の権益を引き続き維持している。

 2015年7月にフレズノ郡内の1900エーカー(約770万m2)の用地で建設を開始し、258MW分の太陽光パネルを設置した。同郡では農業が盛んだが、この用地は水はけが悪く土地生産性が低くなったため、太陽光発電での有効活用を図ったという。建設当初は完成時期を2016年第4四半期と見込んでいたが、予定よりやや早く竣工したとみられる(関連記事)。

 15年間の電力購入契約(PPA)の下、同州南部のエネルギー事業大手である米Southern California Edison(SCE)社に全量を売電する。約5万軒の世帯が消費する電力を供給可能と見込む。