中国ACC社とTMEICによる記者発表の様子
中国ACC社とTMEICによる記者発表の様子
(出所:ACC)
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 中国のAsia Clean Capital(ACC)社は26日、中国本土における合計200MWの太陽光発電プロジェクトの開発を進めるため、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)と業務提携を行うことで合意したと発表した。

 この合意の下、ACC社は太陽光発電システムの建設や資金調達を担い、TMEICはACC社が屋根上に設置する太陽光発電システム向けにパワーコンディショナー(PCS)などの機器、技術サポートやその他のサービスを提供するとしている。

 ACC社とTMEICは、中国東部の造船所における20MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)などを含め、既に一連の太陽光発電プロジェクトで協力してきたという。

 ACC社のThomas Lapham最高経営責任者(CEO)は、「1MWクラスの超大型PCSをほかに先駆けて開発するなど、TMEICは太陽光発電用PCSの製造における世界的なリーディング企業だ。ACCとTMEICが協力すれば、急成長を続ける中国の太陽光市場の開発をさらに推進することができる」と述べている。

 中国ACC社は、大手企業を主な顧客として再エネ事業を展開している(関連記事1関連記事2)。TMEICなどの大手だけでなく、特徴的な技術を持つ米ベンチャー企業とも提携するなど、太陽光発電事業を中国全土で積極的に展開している(関連記事3)。