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HOMEエレクトロニクス電子デバイス > オール印刷への道を開く、有機半導体TFT用材料

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オール印刷への道を開く、有機半導体TFT用材料

ICFPE2016報告

  • 鵜飼 育弘=Ukai Display Device Institute
  • 2016/09/26 10:20
  • 1/5ページ

1. はじめに

 フレキシブルおよびプリンテッドエレクトロニクスに関する国際会議「International Conference on Flexible and Printed Electronics 2016(ICFPE2016)」(2016年9月6~8日、山形大学)報告の最後は、「オール印刷への道を開く、有機半導体TFT用材料」と題して、DICの取り組みとポスターセッションでの論文を紹介する。

2. 有機半導体TFT用材料

 本サイトで度々報告してきた有機半導体TFTを用いたフレキシブルな電子回路やディスプレーは、次世代技術として注目されており、最終的にはエレクトロニクス市場の主流になると考えられている。有機半導体材料の利点は、化学設計および合成によって電気的性質やプロセスを容易に調整できること、そして低温処理およびロール・ツー・ロール(R2R)方式の印刷法によるグリーンプロセスの適用ができることである。しかも、完成したデバイスは、シリコン(Si)TFTや酸化物半導体TFTに比べて、フレキシブルへの適合性が優れていることが挙げられる。

 有機薄膜トランジスタ(OTFT:Organic Thin Film Transistor)は、フレキシブル集積回路およびフレキシブルディスプレー駆動回路の基本的な構成単位である。OTFTの構造は、無機半導体TFTと同様にゲート電極の配置から、トップゲート型とボトムゲート型に大別できる。また、ドレイン・ソース電極の配置からトップコンタクト、ボトムコンタクトがあり、これらを組み合わせたOTFTが開発・実用化されている。図1に、ボトムゲート、ボトムコンタクト型(BGBC)OTFTの断面図を示す。

図1 BGBC型OTFTの構造
DICの資料。

 OTFTを作製するには、導電体(電極)、半導体(アクティブチャネル材料)から絶縁体(ゲート誘電体層および保護膜)に至る材料が必要である。

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