口臭リスク判定結果の画面イメージ
口臭リスク判定結果の画面イメージ
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 ライオンは、口臭のリスクをスマートフォンで確認できる「口臭ケアサポートアプリ」を開発した。利用者がスマートフォンで撮影した自分の舌の画像を、AIが識別。その汚れなどの状態から、その時点での口臭リスクを判定する。

 ライオンが実施した口臭の不安に対する調査によれば、調査対象だった20~30代男女(1万3615人)の72%が「自分の口臭ケアができているか不安を感じている」という結果となり、口臭ケアの効果を心配している人が多いことが分かったという。そこで、同社が保有する口臭の実測値と舌画像などのデータをもとに、富士通クラウドテクノロジーズのAI活用支援サービスとエムティーアイのアプリ開発サービスを用いて今回のアプリを開発した。

 口臭リスクレベルの判定結果とあわせて、おすすめのケア方法の紹介やオーラルケアの豆知識などのコラムを用意。利用者の口腔衛生に対する意識の向上を促す。チェックを行わなかった場合にアラートで知らせるなど、継続的なチェックを促す機能も備え、毎日の口臭ケアをサポートする。

 2018年10月から約1カ月間、東急百貨店本店の協力を得て接客スタッフを対象とした本アプリの実証実験を実施するという。