インドのAzure Power社は9月15日、政府系のソーラー・エナジー・コーポレーション・オブ・ インディア(Solar Energy Corporation of India:SECI)による入札で合計50MW分の屋根上太陽光プロジェクトを受注したと発表した。

 容量360MW分の入札の一部で、約14%が同社に割り当てられたもの。

 デリー首都圏やパンジャブ州などインド国内の10州(連邦直轄領も含む)にある政府や政府系機関の建築物の屋根上に太陽光パネルを設置し、25年間にわたって電力を供給する。SECIによる屋根上設置の太陽光発電プロジェクトとしては最大規模という。

 発電した電力の買取価格は、地域により3.19~3.97ルピー(0.05~0.06ドル)/kWh。さらに、同社はSECIによる資金優遇制度を利用できるため、最終的には4.65ルピー/kWh(0.07ドル/kWh)の均等化加重平均価格を見込んでいる。

 Azure社は、インド国内の19州で150MW以上の屋根上太陽光発電プロジェクトを手がけた実績を持つという。顧客としては、政府系機関や事業用不動産会社、主要な高級ホテル・チェーン、倉庫、デリー・メトロ、インド鉄道、デリー水道局などが名を連ねる。

 屋根上だけでなく地上設置型のメガソーラー(大規模太陽光発電所)プロジェクトもインド各地で積極的に展開しており、22州で1000MW以上の資産を保有・運用している(関連記事1)(関連記事2)(関連記事3)。