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 米GM社は2017年9月19日、米国オハイオ州とインディアナ州の工場で使う電力がすべて再生可能エネルギーになったと発表した。両州の風力発電所から合計200MWの電力を購入する。2018年末までに全発電機が稼働すると、GM社が全世界で使用している電力量の20%が再生可能エネルギーになる。

 風力発電による電力の購入により、インディアナ州のFort Wayne組立工場とMarion Metal Center、Bedford Casting工場、オハイオ州のLordstown組立工場とDefiance Casting工場、Parma Metal Center、Toledo変速機工場の全電力を賄う。

 同社は2050年までに、全電力を再生可能エネルギーにする目標を掲げている。目標の実現に向けて、工場や事業所のエネルギー効率を高めること、ゼロエミッション車の推進のためクリーンな電力網を構築すること、蓄電能力を高めること、エネルギー貯蔵としての燃料電池の研究などを進めている。