エコめがね全量モバイルパックマルチコネクト(MC)の概要
エコめがね全量モバイルパックマルチコネクト(MC)の概要
(出所:NTTスマイルエナジー)
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 NTTスマイルエナジー(大阪市)は9月19日、複数メーカーの太陽光発電用パワーコンディショナー(PCS)と接続し、遠隔監視できるサービスを提供すると発表した。

 太陽光発電システムの遠隔監視サービス「エコめがね」の新ラインアップとして、各社PCSに対してRS485通信で直接接続する「エコめがね全量モバイルパックマルチコネクト(MC)」を追加した。

 多数のメーカーのPCSとのRS485接続に対応したことにより、PCS上で発生したさまざまなエラーを検知できる。太陽光発電システム設備販売会社による効果的な設備の見守りを支援する。従来から販売する「エコめがねモバイルパックRS」と合わせると、低圧全量設備向けPCSシェアの約90%をカバーするという。

 電源供給は200V電源に対応。幅広い電圧範囲の設備に対応することで、電力契約や配線工事を追加することなくエコめがねを利用できるようになった。センサーやルーターなどの機器を収納するケースはIP65等級対応のものを採用し、雨やホコリの影響を受けやすい環境にも導入できる。

 9月下旬から申し込み開始する。2017年9月現在、田淵電機、パナソニック(三洋電機)、新電元、安川電機、三菱電機、デルタ電子、HuaweiのPCSに対応し、さらに対応メーカーを順次拡大する予定。

 同社は、インテックス大阪で9月20〜22日に開催される「〔関西〕スマートエネルギーWeek 2017」内の「太陽光発電システム施工展」に出展する。

 日本国内では、国内外の多数のメーカーから太陽光パネルやPCSが販売されており、顧客の設備設置環境や要望に応じて多様な機器を組み合わせ可能な状況にある。遠隔監視も、基本機能や施工時のシンプルさのほか、よりきめ細やかな遠隔監視状況の把握や施工時のコスト低減など、顧客のニーズが多様化しているという。