バイオマス発電所の建設予定地
バイオマス発電所の建設予定地
(出所:3社共同のニュースリリースより)
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 伊藤忠商事、大阪ガス、三井造船の3社は9月15日、千葉県市原市の三井造船千葉事業所の敷地内にバイオマス発電所を建設すると発表した。燃料はパーム椰子殻(PKS)および木質ペレットで、発電容量は49.9MW。2020年10月に運転開始する予定。

 3社は、共同出資による事業運営会社「市原バイオマス発電株式会社」(千葉市)を設立した。同社への出資比率は、伊藤忠商事が39%、大阪ガスが39%、三井造船が22%。発電所の建設および運転に要する資金の一部は、ノンリコースのプロジェクトファイナンスによって調達する予定。

 三井造船が施工および運転・保守、伊藤忠商事がバイオマス燃料の供給を行う。国内物流は伊藤忠ロジスティクス(東京都港区)が担当する。また、大阪ガスの発電所運営の知見を組み合わせることで、各社の強みを生かし安定的に発電事業を運営していくとしている。