テスラモーターズジャパンは2016年9月12日、SUV(多目的スポーツ車)型の電気自動車(EV)「モデルX」の発表会を行った(図1)。

図1  「モデルX」とテスラモーターズジャパン代表取締役のNicolas Villeger氏
図1 「モデルX」とテスラモーターズジャパン代表取締役のNicolas Villeger氏
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 SUV型のEVは、日本の市販車としては初である。発表会では、狭い空間でも後部ドアを開閉できるガルウィングドアの機構「ファルコンウィングドア」のデモを行った(図2)。

図2 ボディーが青色の「モデルX」
図2 ボディーが青色の「モデルX」
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 ファルコンウィングドアは、モデルXの大きな特徴である。従来のガルウィングドアの折れ曲がる部分であるヒンジが1つなのに対し、ファルコンウィングドアのヒンジは2つある。ヒンジが1つだと、ドアを開く角度が固定されてしまうため、車の横に広いスペースがないとドアを開くことができなかった。