図1 パナソニックが開発したドローン検知システム
図1 パナソニックが開発したドローン検知システム
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 パナソニックは、300m先で飛行するドローンをマイクやカメラを用いて検知、旋回型カメラで追尾する「ドローン検知システム」を開発した(関連記事)(図1)。同システムは、人の耳や目視で確認できない距離から飛来するドローンを検知し、施設の管理員や警備スタッフに向けて警報を出す。すでに警備会社などで採用されているもよう。

 ドローン検知システムの基本構成は、(1)ドローンを検知するセンサー・カメラ部、(2)センサーからの情報を処理する信号処理端末、(3)センサー・カメラ部に取り付けられた全方位カメラの映像を表示するPC用モニター、(4)ドローンを追尾して撮影する旋回型カメラ、(5)旋回型カメラの映像を表示する映像モニターからなる(図2)。検知範囲は垂直・水平角度がともに150度、半径300m(図3)。3台のセンサー部を組み合わせることで水平360度の範囲を検知できる。全長が30cmクラスの小型ドローンも検知できるとする。

図2 ドローン検知システムの基本構成
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図3 システムの検知範囲
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