太陽光発電向け追尾型システムメーカーの米NEXTracker社は9月11日、世界市場で販売した同社製品の出荷量が10GWに達したと発表した。

米NEXTracker社の追尾システムを採用した、カリフォルニア州ブライスにある327MWのメガソーラー
米NEXTracker社の追尾システムを採用した、カリフォルニア州ブライスにある327MWのメガソーラー
(出所:NEXTracker)
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 同社は追尾型の架台システムの世界市場でシェアトップの座を2年連続で維持しており、今後もメガソーラー(大規模太陽光発電所)の増加によってグローバル規模で拡大する需要に対応していくという。

 同社の「NX Horizon」は、地上設置型のメガソーラーなどに向けた1軸追尾型システム市場で主流のソリューションになっており、週に175MW以上を製造しているとしている。

 今年初めに同社は、インテリジェント自己調整追尾制御システム「TrueCapture」を発表した。同製品では、アレイ(太陽光パネルの設置単位)ごとに設置場所や天候の状況に応じて追尾アルゴリズムを継続的に調整できる技術を採用している。その結果、平均して2~6%の発電量の改善が見込めるとしている。

 NEXTracker社がこれまでに出荷した追尾システムは、欧州、アジア、南北米、豪州における数百件ものプロジェクトで採用された実績があるとしている(関連記事1)(関連記事2)(関連記事3)(関連記事4)。