慶応義塾大学医学部による「健康医療ベンチャー大賞」が、2017年度も開催される。同大賞は、「医学部発ベンチャーを100社創出する」ことを目標に、大学の研究シーズを起業につなげる文化の醸成を狙うためのビジネスプランコンテスト。第1回決勝大会は2017年3月に開催され、独自の減塩技術“ソルトチップ”を提案したチーム「L Taste」が社会人部門、訪日外国人向けの遠隔医療相談サービスを提案したチーム「Doc Travel」が学生部門をそれぞれ制した(関連記事)

前回の決勝大会の様子。独自の減塩技術“ソルトチップ”を提案した「チームL Taste」が社会人部門で最優秀賞を獲得した
前回の決勝大会の様子。独自の減塩技術“ソルトチップ”を提案した「チームL Taste」が社会人部門で最優秀賞を獲得した
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 前回は、2016年4月に同大学医学部が立ち上げた「知財・産業連携タスクフォース」が運営していたが、今回は同医学部が直接、運営を担う見通し。また、「チームに慶応の所属者か卒業生がいること」という条件が今回は撤廃され、誰でも応募できるようになる(健康医療ベンチャー大賞のホームページ)

 募集テーマは、創薬・遺伝子・医療介護連携・ビッグデータ・人工知能・スマートフォンアプリ・ウエアラブルデバイスなど。院内でのビジネスプランに限らず、幅広く医療・健康に貢献するプランを募集する。

 2017年11月19日に応募を締め切り、1次選考・2次選考などを経て、2018年1月28日に決勝大会が開催される予定。優勝賞品などは前回よりも拡充される方向だという。