2017年8月1日~6日、中国で最大級の学生向けロボットコンテスト「ROBOMASTER 2017」が中国深セン市で開催された。このコンテストは、中国共産主義青年団(共青団)や深セン市人民政府などの政府系機関が主催する中国でも最大規模のロボットコンテストで、今回で16回目を迎えた。

 数年前からドローン最大手の中国DJI社が運営を請け負っている。協賛企業には、米NVIDIA社や、米SanDisk社、米Western Digital社といった大手メーカーが名を連ねる。中国国内だけでなく、米国、イギリス、カナダ、ドイツ、シンガポールなど世界中から200を超えるチーム、約7000人の学生が参加。会場となったShenzhen Bay Stadiumは6日間、熱気に包まれた。

 中国広州市の華南理工大学が優勝し、20万人民元(約300万円)を獲得した(図1)。決勝ラウンドは動画配信され、世界20カ国で81万人以上が視聴するなど、盛り上がりを見せた。

図1 200超チームの頂点に立った中国華南理工大学の「华南虎」
図1 200超チームの頂点に立った中国華南理工大学の「华南虎」
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