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HOMEエネルギー > 太陽光事業者の3割が「改正FIT知らず」、58%が「保守契約していない」

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太陽光事業者の3割が「改正FIT知らず」、58%が「保守契約していない」

  • 工藤宗介=技術ライター
  • 2017/09/08 18:41
  • 1/1ページ
固定価格買取制度(FIT)が改正されたことは知っていますか?
(出所:グッドフェローズ)
[画像のクリックで拡大表示]
ご所有の太陽光発電所の保守管理(メンテナンス)契約はしていますか?
(出所:グッドフェローズ)
[画像のクリックで拡大表示]
(保守契約していない人に対し)契約していない理由はなんですか?
(出所:グッドフェローズ)
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急に発電量が落ちるなどのトラブルが発生したことはありますか?
(出所:グッドフェローズ)
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(はいと回答の人に対し)どの部分トラブルですか?
(出所:グッドフェローズ)
[画像のクリックで拡大表示]

 次世代エネルギー業界の調査・広報などを行う「タイナビ総研」を運営するグッドフェローズ(東京都品川区)は9月7日、固定価格買取制度(FIT)改正への対応に関する調査結果を公表した。それによると、太陽光発電事業者の約3割がFITの改正について「内容まで知らない」「全く知らない」「興味ない」と回答したとの結果だった。

 FITの改正を知っているか、との質問に対し、23%が「知っているが内容までは知らない」、4%が「全く知らない」、1%が「興味がない」と回答した。

 その一方で、改正FIT法により事業者責任による保守管理(メンテナンス)が義務付けられたことは、84%が「知っている」と回答。さらに、80%が「保守管理の必要性を感じる」と回答した。しかし、保守管理契約については58%が「していない」と回答し、保守管理に関する意識と実際の対応に乖離が見られた。

 メンテナンス契約をしていない人に対し、その理由を聞いたところ、65人が「今のところ事故やトラブルが発生していないから」、51人が「必要性を感じていないから」、37人が「保守管理は高いから」、29人が「利回りが下がってしまうから」という理由が続き、投資用に太陽光発電を購入した人の一部は、将来起こりうるリスクへの見通しが甘く、自身が太陽光発電事業者であるという自覚に乏しいことが伺えた。

 また、急に発電量が落ちるなどのトラブルは、24%が「発生した」と答えた。トラブル箇所は「パワーコンディショナー(PCS)」が4割以上を占め、続いて「ブレイカー」「太陽光パネル」と続いた。具体的なトラブル原因は積雪や火山灰の影響による発電量の低下、落雷や地震による停電などが多かった。また、施工瑕疵や機器の初期不良、さらには「停電の連絡がないため3カ月無発電だった」といった事例もあった。

 メンテナンス契約先は、47%が「販売会社または施工会社」、17%が「メンテナンス会社」、36%が「自分(自社)管理」と回答。実際のメンテナンス業務への評価では、「遠隔地でも対応が敏速」など遠隔地の発電所を持つ事業者は駆け付け対応を評価。また、専門家の視点を挙げる事業者もいた。一方で、「報告が届いていない」「点検を定期的にやっていない」といった不満も指摘された。さらに「管理会社が倒産した」という事業者もいた。

 太陽光発電所を所有する発電事業者を対象に実施したインターネットによるアンケート調査で、有効回答数は263人。調査期間は6月21日〜28日。

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