ノルウェーの太陽光発電事業者のScatec Solar社は9月1日、ヨルダンでは同社として3つ目となる22MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が稼働を開始したと発表した。
同社がヨルダンに所有するメガソーラーの設備容量は、今回稼働したメガソーラーにより合計43MWとなった。
同メガソーラーは、「ヨルダン再生可能エネルギープログラム(Jordanian Renewable Energy Program)」に基づき同社が地元のパートナー企業であるEuropean Jordanian Renewable Energy (EJRE)社と共同で開発したもの。
プロジェクトを執行する会社には、Scatec社が50.1%、EJRE社が49.9%出資している。
同メガソーラーは、首都アンマンから約225km南にある約51haの用地に建設されており、年間に5万2000MWhを発電すると見込まれる。国営の電力会社であるNEPCO社と20年間の電力購入契約(PPA)を締結し、全量をNEPCO社に売電する。
温室効果ガスの排出量を年間3万3000t削減でき、約1万軒分の電力需要を賄うとする。
Scatec Solar社はノルウェーのオスロを拠点とし、これまでに600MWのメガソーラー・プロジェクトをグローバルに推進してきた実績を持つ。同社が事業を行っている国は、チェコ、南アフリカ、ルワンダ、ホンジュラス、ヨルダン、米国などである(関連記事1)(関連記事2)(関連記事3)。