CYBERDYNEは2016年9月2日、「ロボットスーツHAL医療用」について、同日から緩徐進行性の神経・筋難病疾患の患者に対して公的医療保険による治療が始まるとともに、大同生命保険と業務提携契約を締結したと発表した。大同生命は当局の認可を前提に、ロボットスーツHAL医療用を用いた特定の疾病治療に対し、受療者の治療費用負担を軽減する保険商品を開発する(関連記事)。

 民間保険会社との協働は、公的な保険収載を実現したロボットスーツHAL医療用による新医療技術の普及を促進するとともに、神経・筋難病疾患患者に安心して最先端の治療を受けてもらうことにつながるとしている。両社は今後、幅広い事業分野で、サイバニクス技術と保険の協働を通じた医療イノベーションと健康長寿社会の確立に取り組む。