オランダRoyal Philips社と米Qualcomm社は2016年8月31日、さまざまな医療機器で集めたデータを統合的に管理し、家庭などにおける疾病の予防や管理につなげるコネクテッドヘルス(Connected Health)分野で提携すると発表した(プレスリリース)。Philips社のクラウドベースの医療情報基盤「Philips HealthSuite」と、Qualcomm子会社の米Qualcomm Life社の医療機器向け接続プラットフォーム「2net Platform」を連携させる。

 この連携により、Philips HealthSuiteではPhilips社の医療機器に加え、2net Platformと連携するサードパーティーの医療機器で集めたデータを統合管理できるようになる。例えば、さまざまなメーカーの服薬用ディスペンサーやバイオセンサー、酸素吸入器、血圧計、血糖値計などで測定したデータを、集約して管理できる。まずは近く、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患のケアに利用可能とする。