富士通研究所は、ネットワーク経由で仮想的な大部屋を実現できるという技術を開発した(ニュースリリース1)。同社が2015年に開発した部屋全体をデジタル化するUI技術(空間UI技術)を拡張したもので(当時のニュースリリース2)、多拠点間の円滑な共創活動を支援することが可能になるという。

今回の技術によって、拠点が遠く離れていても仮想的に大部屋が作れる。富士通研の図。
今回の技術によって、拠点が遠く離れていても仮想的に大部屋が作れる。富士通研の図。
[画像のクリックで拡大表示]

 2015年に開発した空間UI技術は、1つの拠点内における複数の大画面と端末を連携したコラボレーションを可能にし、多人数でのデータ共有を効率的に行うことができるようになったという。今回、その空間UI技術を拡張し、海外拠点を含めて複数の遠く離れた拠点でも大画面と端末を連携できるようにした。仮想的な大部屋が実現され、円滑な共創活動の支援が複数拠点でも可能になった。