イオンモールジャカルタガーデンシティ屋根に設置した太陽光発電設備
イオンモールジャカルタガーデンシティ屋根に設置した太陽光発電設備
(出所:伊藤忠商事)
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パナソニック製の太陽光パネルを採用した
パナソニック製の太陽光パネルを採用した
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 伊藤忠商事とイオンモールのインドネシア現地子会社AEON MALL INDONESIA社は、インドネシアにおける二国間クレジット制度(JCM)に参画し、インドネシアに新しく出店する「イオンモールジャカルタガーデンシティ」の屋根に太陽光発電設備と蓄電池を設置することで二酸化炭素の排出削減を目指す。8月30日に発表した。

 太陽光パネルはパナソニック製で、発電規模は507kW。発電した電力は店舗の照明設備に供給する。また、昼間の余剰電力は、蓄電池に充電して夜間に使用する。余剰電力の有効活用によって、年間で約550tの二酸化炭素排出削減を見込む。イオンモールジャカルタガーデンシティは9月30日にグランドオープンの予定。

 JCMは、日本が推進するカーボン・オフセットの枠組みで、途上国へ温室効果ガス排出削減のための技術や製品、サービスを提供することで、削減量の一部を日本の削減分としてカウントする仕組み。2017年1月時点で17カ国と二国間文書に署名しており、他の途上国についてもさまざまな場を活用して協議を進めている。

 JCMにおける商業施設への太陽光発電システムの導入は、これまでにタイの大型スーパーマーケットへの27MWの屋根置き太陽光発電の導入(2016年度採択、シャープ)や、カンボジアの大型ショッピングモールへの1MWの太陽光発電と高効率チラーの導入(2016年度採択、イオンモール)などの例がある。