バイオマス・ジャパン(東京都豊島区)は8月31日、2軸追尾式の太陽光発電用架台の販売を開始すると発表した。9月に本格販売を開始する。
太陽の移動に合わせ、2軸の動作によって、太陽光パネルの向きを、入射光が常に90度になるように変えていく。一般的な固定型の地上設置に比べて、発電量が約1.6倍に増えるとしている。太陽の位置はGPS(全地球測位網)測位により、本体の位置と時刻を測定し、日付と時間から演算して割り出す。
朝夕の時間帯の発電量も増すほか、1日の発電時間が最大9時間となるとしている。
太陽光パネルの角度は、遠隔操作することも可能で、台風や積雪の際には、過剰な荷重がかからないようにすることもできる。
架台は日本製で、鋼材には溶融亜鉛めっきを施す。アルミニウムやステンレスを使うこともある。