JMVA 理事長の和田裕氏
JMVA 理事長の和田裕氏
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厚生労働省 大臣官房審議官の椎葉茂樹氏
厚生労働省 大臣官房審議官の椎葉茂樹氏
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経済産業省 商務情報政策局 商務・サービス政策統括調整官の江崎禎英氏
経済産業省 商務情報政策局 商務・サービス政策統括調整官の江崎禎英氏
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JMVAの役員
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 日本医療ベンチャー協会(Japan Medical Venture Association:JMVA)は2017年8月29日、東京・霞が関で設立記念総会を開催した。JMVAの前身は、任意団体のメディカルベンチャー協議会。これまで定期的な勉強会や関係省庁との意見交換を実施してきたが、このたび一般社団法人化した。

 冒頭で挨拶した、JMVA 理事長の和田裕氏(元産業医科大学常務理事)は、「我々が目指すのはオープンイノベーションの促進だ」と強調。国内外の企業や団体、関係省庁などとの情報交換・連携を通じ、オープンイノベーションを促進させることで日本の医療・ヘルスケア市場の活性化を図っていく考えを示した。

 来賓として挨拶した厚生労働省 大臣官房審議官の椎葉茂樹氏は、同省に2017年4月に新設したベンチャー等支援戦略室や、2017年度同省予算事業として実施予定の「ジャパン・ヘルスケアベンチャーサミット」(同年10月)など医療系ベンチャーの振興施策に触れ、この分野を積極的に支援する姿勢を表明(関連記事)

 同じく、来賓として登壇した経済産業省 商務情報政策局 商務・サービス政策統括調整官の江崎禎英氏は、「ベンチャーは社会が変わる時に生まれるもの。まさに医療・ヘルスケアの分野は今、大きく変わろうとしている。だからこそイノベーションによって常識を変えることが必要だ」と語った。

 なおJMVAは今後、次のような活動を進めていくとしている。

・外部講師による講演、会員間における意見交換・討議
・ビジネスピッチ、分科会を設けたテーマ別集中検討(遠隔診療、広告規制(薬機法など)、個人情報保護、介護など)
・関係省庁、政治家、他の団体、海外団体との意見交換、連携など