ReWalkの利用イメージ
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足首アシスト装置の利用イメージ
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 安川電機は2016年9月1日から、脊髄損傷者用の歩行アシスト装置「ReWalk」、および脳血管疾患者用の足首アシスト装置に関する実証実験を、ルネサンスの協力の下で「元氣ジム湘南深沢店」で開始する。

 この実証実験は、肢体不自由者を対象とするもの。常駐する理学療法士が、利用者それぞれの身体状態に合わせて歩行や機能訓練のプログラムを提供する。安川電機は、スポーツクラブ運営のノウハウを豊富に持つルネサンスとの協業を通じ、より使いやすい福祉機器の実現を目指す。

 ReWalkは、脊髄損傷による両下肢麻痺者(上肢機能は正常)向けに立位や歩行、着座などを実現する外骨格型の下肢装具。膝と股関節の動きを電動制御で補助することで歩行を支援し、身体活動量を増加させることで二次的な疾病予防につなげる。

 足首アシスト装置は、脳卒中などによる歩行障害者向けの福祉機器。麻痺足の足圧センサーの情報を基に立脚期・遊脚期を判断し、歩行時の足首の底屈・背屈の動きを補助する。足関節を動かすことで、自然で効率の良い歩容で歩行訓練ができるという。