一つのソフトウェアで一貫処理
一つのソフトウェアで一貫処理
(出所:テラドローン)
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処理のイメージ
処理のイメージ
(出所:テラドローン)
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造成における活用例
造成における活用例
(出所:テラドローン)
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 ドローン(無人小型飛行体)関連を手掛けるテラドローン(東京都渋谷区)は8月22日、ドローン専用の画像処理ソフトウェア「Terra Mapper」の販売を開始したと発表した。

 自動飛行航路の設定、画像処理、3次元画像解析といった、従来は複数のソフトウェアで処理していた作業を、一つのソフトウェア上で対応できるとしている。クラウド版とデスクトップ版を用意した。

 ドローンを使った2次元や3次元のデータを、より身近で低コストに取得できると強調している。

 クラウド版では、ドローンを使った測量に必要なデータ解析を、一つのWebアプリケーション上で実行できる。すべてのデータは、クラウドコンピューティング上に保存するため、インターネットの通信環境が整っていれば場所を選ばずに作業でき、大量のデータを保存したり、複数人でデータを共有したりできるという。

 例えば、造成時の日々の土量の変化量を把握できるような、施工管理のツールとして利用できる。解析データを簡単に入手できるので、会議向けの資料に活用しやすいとする。ヒト・モノの配置状況や、現場の進捗状況も共有しやすい。

 デスクトップ版では、パソコン上で関連業務を一貫処理できる。他社のソフトウェアと比べて、5分の1までコスト削減が可能としている。

 対空標識を自動認識したり、現場の建機や草木、取り除く必要のある土の箇所、土量、土地の断面積などを表示・自動除去することで高精度な地形データを計測し、縦横断図の取得、土量の計算比較などを可能としている。