ソーラーペーパーの外観
ソーラーペーパーの外観
(出所:YOLK)
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 携帯機器用のケースやアクセサリーを手掛けるロア・インターナショナル(東京都新宿区)は8月23日、世界で最も薄く、最も軽いとする太陽光発電による充電器「Solar Paper(ソーラーペーパー)」の販売を開始すると発表した。

 米YOLK(ヨーク)製で、国内のクラウドファンディングサービス「Makuake」を通じて、同日から先行販売を開始した。

 YOLKは、2013年に携帯型の太陽光発電充電器(ポータブルソーラーチャージャー)を開発している。今回のソーラーペーパーは2015年に発表し、米国のクラウドファンディング「kick starter」を通じて販売し、100万米ドル以上を得たという。

 ソーラーペーパーは、寸法が約9cm×約17cmと、「iPhone6s Plus」を一回り大きくした程度となっている。厚さは、最薄部で約2mmとなり、持ち運びやすい設計とした。

 USBを介して充電するため、スマートフォンをはじめ、さまざまな携帯機器を充電できる。晴れた日には、約2時間半でスマートフォンをフル充電できるという。

 採用した太陽光パネルは出力2.5W/枚で、最大6枚・出力15Wまで増やせる。磁石を使って簡単にパネルを追加できる。

 デジタル電流計を搭載しており、リアルタイムで充電時の電流量がわかる。充電中に日光が遮られて中断しても、自動で充電を再開する。一般的なソーラーチャージャーでは、手動での再開動作が必要になるという。

 日本では、クラウドファンディングサービスによる先行販売の時期を、11月16日までとし、その間の目標額は100万円。先行販売では、通常の販売価格に対し、約20~24%割り引く。

 その後、11月に正式に販売を開始する。本体と追加のパネル、収納用のポーチで構成されており、通常の販売価格は5Wセットで1万6800円、7.5Wセットで2万2800円、10Wセットで2万8800円に設定した。