「プロロジスパーク仙台泉2」外観イメージ
「プロロジスパーク仙台泉2」外観イメージ
(出所:プロロジス)
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 物流拠点の開発などを手掛ける米ProLogis社の日本法人プロロジス(東京都千代田区)は、ヤマト運輸の専用物流施設「プロロジスパーク仙台泉2」の起工式を8月22日に仙台市で開催した。環境およびBCP(事業継続計画)に配慮し、屋根面には出力約1MWの太陽光発電システムを設置する予定。

 太陽光発電システムで発電した電力は全量を売電する。太陽光パネルとパワーコンディショナー(PCS)のメーカーは非公表。このほかにも、全館にLED照明を採用し、非常用自家発電機を備える。

 立地は、仙台市泉区のニュータウン「泉パークタウン」内。東北自動車道・泉ICから約2.5km、仙台駅から約10kmと交通アクセスが良い。地震や水害の発生リスクも低く、BCPの観点からも優れるという。なお隣地では、キユーソー流通システム専用施設「プロロジスパーク仙台泉」が稼働中。

 約6万5000m2の敷地に、約3万m2および約8200m2の2棟構成。いずれも地上2階建てで、メーンの西棟には屋根を架けたスロープを設け、降雪時にも大型トラックが2階部分へ安全に通行できる。倉庫内には保冷庫を設け、多様な荷物に対応する。竣工は2018年8月末の予定。

 プロロジスは、施設屋根への太陽光発電システムの導入を進めている。2009年に「プロロジスパーク座間1」の屋根に国内で初めて導入したのを皮切りに、現在は24施設・合計31MWの太陽光発電が稼働している。同社Webサイトでは、各施設での本日の発電量、気温・日射量、発電量グラフが確認できる。