東芝は2016年8月24日、医療機器向けを含む業務用カメラ事業を東芝メディカルシステムズに吸収分割によって承継させる吸収分割契約を締結した。対価として、東芝メディカルから127億300万円を受け取る。

 東芝メディカルはこれを通じ、カメラ映像処理技術と画像診断事業を融合。新規事業の開拓やコンポーネント事業の強化につなげる狙いだ。

 東芝は2016年3月17日付で、東芝メディカル株式のキヤノンへの売却を決定した(関連記事)。今回、その一環として、業務用カメラ事業を吸収分割によって東芝メディカルに承継させる。製造設備の移設スケジュールなどを勘案し、効力発生日は2016年10月1日とした。