加Canadian Solar社は23日、米カリフォルニア州キングス(Kings)郡で100MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「Mustang Solar Power Project」が同日より売電を開始したと発表した。

 同社が太陽光発電事業を運営する米国子会社である、米Recurrent Energy社によるもの。1000エーカー(約4km2)の用地に134MW分の太陽光パネルを設置した。1軸追尾型の架台を採用し、発電量の向上を図っている。

 Recurrent Energy社は米国において1GW以上のメガソーラー・プロジェクトを見込んでおり、Mustangのメガソーラーもその一環となる。

 Recurrent Energyは米U.S. Bancorp Community Development社(USBCDC)から本メガソーラー・プロジェクトへの資金調達の確約を2015年9月に取り付けていた。

 具体的契約期間を明らかにしていないが、このメガソーラーでは長期の電力購入契約(PPA)の下、米Sonoma Green Power社と米MCE社に全量を売電するという。約4万5000軒の家庭が消費する電力を供給可能と見込む。

 EPC(設計・調達・施工)業務は、土木建築などの老舗である米D.H.Blattner & Sons社の系列で発電所の建設に特化したBlattner Energy社に委託した。2015年の夏に施工を開始し、工事期間中には最多で450人の作業者を雇用した。その76%は現地から50マイル(約80km)以内の地元の居住者だったという。