住友商事は8月1日、太陽光発電向けの架台の事業を、完全子会社である住商メタレックス(東京都中央区)に承継すると発表した。

 住商メタレックスは、太陽光発電関連製品や、床暖房設備、非鉄製品などを幅広く取り扱っている専門商社である。太陽光発電関連では、アルミフレームをはじめとするパネル用部材のほか、アルミ架台用部材などを手掛けている。

 住友商事では、金属事業の一部を、住商グローバルメタルズに移管することを検討している。

 この検討の中で、太陽光発電向けの架台については、住商グローバルメタルズではなく、太陽光発電関連事業に注力している住商メタレックスに移管した方が、より相乗効果を発揮しやすいと判断した。

 住友商事を「分割会社」、住商メタレックスを承継会社とする「吸収分割」(簡易分割)によって、10月1日に事業を承継する。

 承継対象となる、住友商事の太陽光発電事業の売上高は、2016年3月期で約88億円となっている。