ドイツの再生可能エネルギー事業者であるIBC SOLAR社は8月21日、連系出力20MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の電力購入契約(PPA)をインドの国営企業であるSolar Energy Corporation of India(SECI)社と締結したと発表した。

 IBC SOLAR社は、同社の100%子会社である現地法人IBC SOLAR Projects India社を通じてインド国内の太陽光発電プロジェクトを手がけている。

 今回のプロジェクトは、インド東部のオリッサ(Odisha)州で2016年に実施されたメガソーラー競争入札(連系合計出力270MW)の一部をIBC SOLAR社が落札したもの。2017年の終わりまでの稼働を見込んでいる。

 資金調達の手当ても既に完了しており、9億8000万ルピー(約16億7000万円)をインフラ分野の主要金融機関であるL&T Infrastructure Finance社が同社に融資するという。償還期間は18年。

 1982年創業のIBC SOLAR社は、ドイツのバート・シュタッフェルシュタインを拠点として世界の30カ国以上で太陽光発電事業を展開している。

 同社がこれまでに建設した太陽光発電システムは、電力網に接続されるメガソーラーから住宅用や事業者用で主に自家消費型のシステム、オフグリッドのシステムなどを含めて設備容量の合計で3.3GW以上という(関連記事1)(関連記事2)。