農業用水路に設置した簡易小水力発電
農業用水路に設置した簡易小水力発電
(出所:山口県)
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夜間用のLED照明
夜間用のLED照明
(出所:山口県)
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 山口県光市で竹林の伐採・整備活動に取り組む光市竹林会が、同市塩田地区の農業用水路に簡易型小水力発電を導入した。発電した電力は、イノシシなどの農作物被害を防ぐための電気柵および夜間電灯(LED照明)の電源に利用する。山口県が7月27日に発表した。

 今回導入した簡易型小水力発電は、農業用水路の流れを利用して水車を回して発電するもので、出力は4.8W(落差0.8m、使用水量は毎秒4L)。ポンプなどの製造開発を行う地元企業である大晃機械工業(山口県田布施町)が製造した。

 設置費用は約30万円(水車10万円、制御盤・配管10万円、設置調整費10万円)。セブンイレブン記念財団が全額助成した。山口県では簡易型小水力発電の導入が進んでおり、2014年3月に萩市で導入した第1号から数えて、今回で8件目となる。