日経テクノロジーオンラインは、夏休み特別企画として、本サイトの登録会員のうち、自動車メーカーの部長クラス以上が閲覧した2016年4月~7月の記事ランキングトップ40をまとめてみた。車載半導体からIoT、自動運転、シェアリングなど様々な記事がランクインした。自動車メーカーの幹部が何に関心があるのか、夏休み中に確認してみてはいかがだろうか。

1位:「レクサス」の通信制御、型落ちICが大活躍

 半導体ICの技術革新は目覚ましい。小型化と省エネ化により、私たちが使うスマートフォン(スマホ)は手のひらサイズでパソコン並みの性能を発揮する。一方、在庫として残るICはそのまま廃棄されてしまうわけではなく、有効に再利用されている。今回はその1つ、自動車部品でのIC活用例を紹介する。トヨタ自動車の高級セダン「Lexus GS350」が搭載する通信制御コントロールユニット(Telematics Commnunication Unit、以下TCU)「86741-53044」である。

2位:2030年に乗用車メーカーの利益は半減する!?

 今後のモビリティー社会の変化を「パワートレーンの多様化」、「クルマの知能化・IoT化」、「シェアリングサービスの急拡大」という三つの要因を挙げて分析してきた。これらの要因によってもたらされる社会変化が自動車産業の各プレイヤーに与える影響について考察する。初回はまず、自動車産業の中心的存在である乗用車メーカーに焦点を当てる。「今後のモビリティー社会が乗用車メーカーにどのような影響を与えるのか」という点について、乗用車メーカーの販売台数と収益性に着目しながら分析していく。

3位:デンソーはなぜ工場のIoT活用を急ぐのか

 世界130工場、15万人の知恵を「つなげる」ことで、2020年までに生産性を2015年比で30%高める――。今、デンソーは圧倒的な競争力を持つ「ダントツ工場」の構築を急速に進めている。その中核技術として同社が位置付けているのは、IoT(Internet of Things)だ。ダントツ工場については、同社取締役社長の有馬浩二氏が2015年6月に「14人抜き」で社長に就任して以降、折に触れて構想を披露してきた(関連記事)。実は、同月に実施した組織変更で、ダントツ工場づくりを担う「DP-Factory IoT革新室」を生産革新センターに設置している。


4位:テスラEVで死亡事故、識者に聞く---「自動運転が起こしたという認識は間違い」

5位:日本の自動車メーカー、勝ち筋のシナリオ

6位:トヨタが考えるクルマの未来

7位:不可解な技術的説明、スズキに立ち入り検査を実施すべし

8位:「ケイレツ」崩壊と部品産業存亡の危機

9位:マツダの“近未来スポーツカー像”が見えてきた

10位:テスラEVで死亡事故、識者に聞く---「これは運転支援システムである」

11位:バラバラになった新型プリウス

12位:三菱自動車の燃費不正、国交省の職責を問う

13位:テスラEVでまた事故、喫緊の課題は「機能告知の徹底」

14位:トラブル発生、トヨタはどう対応する?---「QC七つ道具」と「新QC七つ道具」が大切な理由

15位:注目集まる「燃料改質エンジン」とは何か

16位:テスラ「Model 3」ついにお披露目、航続距離は344km

17位:PHEVやミラーレス車が、車載ディスプレーを変える

18位:空力で30cm上空を飛ぶ「エアロトレイン」構想

19位:トヨタ、熱効率50%に向けてリーンバーンに挑む

20位:日産の「プロパイロット」搭載車に乗って思ったこと