「バルーンカム」の試作機(写真:パナソニックのプレスリリースより)
「バルーンカム」の試作機(写真:パナソニックのプレスリリースより)

 パナソニックは2016年8月10日、ドローンと大型風船を組み合わせ、スポーツやイベントなどでさまざまな演出が可能なドローンシステム「バルーンカム」を開発し、2016年8月1日から開発・製造、販売に関するライセンス提供を開始したと発表した(ニュースリリース)。

 塩化ビニールなどの生地で作られたヘリウム風船内にドローン全体を埋め込んだ構造の小型無人機で、従来のドローンより安全性を高めた。さらに、プロペラの推進力を最適制御することで、飛行の安定性と機動性を両立した。2016年6月に試作機が完成した。

 機体内にカメラやLED、プロジェクターを搭載し、ボディ全体を生かした光の演出や情報表示が可能。同社は、バルーンカムのライセンス提供を行うことで、エンターテインメント業界や広告業界など、さまざまな業種・業態での有効活用を推進していく。