米国のエネルギー事業大手であるドミニオン・エナジー(Dominion Energy)社は8月3日、連系出力5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)2件の取得を完了し、第3四半期の後半にはさらに合計で約10MWとなる2件のメガソーラーを取得する計画であると発表した。同社は、今年の第3四半期までに増設する太陽光の設備容量は合計20MWになると見込む。

 ドミニオン社は現在、グループ内の発電事業子会社を通じてノースカロライナとバージニアの両州で600MW以上のメガソーラーを保有、運用している。また、設備容量合計で500MW以上のメガソーラーから電力を購入する契約を締結している。

 同社で事業開発およびマーチャントオペレーション担当副社長を務めるKeith Windle氏は、「今回の案件取得で、2018年までに700MW以上のメガソーラーをノースカロライナとバージニアの両州で稼働させるめどがついた。顧客のエネルギー需要を満たすために、今後もクリーンエネルギー・プロジェクトの開発や取得を続ける」と述べている。

 同社が取得する4件のメガソーラーはいずれもノースカロライナ州内のプロジェクト。既に取得した2件は、ウェイン(Wayne)郡の「Fremont」とレノア(Lenoir)郡の「Moorings 2」というメガソーラーである。

 現在建設中で第3四半期の後半に完成後の購入を見込んでいるのが、サンプソン(Sampson)郡の「Clipperton」とウェイン郡の「Pikeville」というメガソーラーで、連系出力はいずれも約5MW。

 同社が全米の9州で保有する稼働中または建設中のメガソーラーの総設備容量は、自社で保有する発電所資産と電力購入契約に基づく容量を含めると2GW以上になるという(関連記事1)(関連記事2)(関連記事3)。