米国のエネルギー事業大手であるDominion Virginia Power社は8月2日、米海軍省とバージニア州と共同で、出力21MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)をバージニアビーチ(Virginia Beach)市内のオセアーナ海軍航空基地(Naval Air Station Oceana)に建設すると発表した。

 海軍は基地内の約100エーカー(40万㎡)の敷地を提供し、その対価としてメガソーラーで発電したクリーンな電力の供給を受ける。約17万9000枚の太陽光パネルを設置する。発電所の完成と売電の開始は2017年の後半を見込んでいる。

 同社が米海軍と協力して建設するメガソーラーとして、2つ目の主要なプロジェクトとなる。

 最初のプロジェクトでは、2015年にノースカロライナ州北東部のパスクォタンク(Pasquotank)郡Morgans Cornerで110エーカー(44万5000㎡)の土地に8万1054枚の太陽光パネルを設置し、25MWのメガソーラーを建設した。このメガソーラーは現在稼働中で、電力購入契約(PPA)に基づいている。

 Dominion Virginia Power社は、メガソーラーなどの再エネ電源を積極的に導入している。現在、同社の電源ポートフォリオは約2万5700MW、そのうち1100MW以上が風力や太陽光などの再エネ電源という(関連記事1)。

 米国では、陸海空軍の基地内にある遊休地を有効活用する形で再生可能エネルギーが積極的に導入されている(関連記事2関連記事3関連記事4)。