東京大学は2016年8月3日、ヒトの運動スキル修得に関わる「運動記憶」が、トレーニングを行うときの脳の状態に応じて形成されることを明らかにしたと発表した。経頭蓋直流電気刺激(tDCS)を頭皮上から被験者の脳に加えることで学習時の脳状態を再現すると、その状態に対応した運動記憶が自動的に蘇ってくることを示した。将来的には、アスリートの効率的なトレーニング手法などの開発に応用できるという。
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