三沢市に稼働したメガソーラーの1つ
三沢市に稼働したメガソーラーの1つ
[画像のクリックで拡大表示]
多摩川ホールディングスなどによる共同出資となる
多摩川ホールディングスなどによる共同出資となる
[画像のクリックで拡大表示]

 多摩川ホールディングスは7月24日、青森県三沢市で建設を進めてきた合計約9.5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)について、全4区画が完工したと発表した。同社が手がけてきた太陽光発電所としては最大規模で、長期安定的なキャッシュフロー収入が期待されるという。

 約16万3000m2の敷地に、出力約2.5MWの太陽光発電所4区画から構成される。うち2区画約5MWは、2017年3月から東北電力へ売電を開始している。EPC(設計・調達・施工)サービスは日立ハイテクノロジーズが担当し、太陽光パネルは台湾AUC社製、パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製を採用した。

 発電事業会社となるエトリオン・エネルギー5合同会社(東京都港区)は、エトリオン・ジャパンが50%、多摩川ホールディングスが30%、日立ハイテクノロジーズが10%を共同出資する。売電価格は36円/kWh(税別)。初年度の予想発電量は約1万740MWhを見込んでいる。

 多摩川ホールディングスは、今回、稼働した共同所有の太陽光発電所のほか、自社保有の太陽光が約9MW稼働している。今年4月には、長崎県五島市に特別高圧送電線に連系する約5.3MWのメガソーラーを着工している。また、約14MWの太陽光発電設備の保守・管理を請け負っている。