建設予定の様子
建設予定の様子
(出所:日本アジア投資)
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 日本アジア投資は7月29日、茨城県つくばみらい市に連系出力1.99MW、太陽光パネル容量2.3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を開始したと発表した。太陽光発電事業のデベロッパーであるスマートソーラー(東京都中央区)との協業になる。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、四電工が担当する。太陽光パネルは、中国インリー・グリーンエナジー製、パワーコンディショナー(PCS)はスイスのABB製を導入する予定。総工費は約8億5000万円で、そのうち約80%をプロジェクトファイナンスにより調達する。

 2017年1月に営業運転を開始する予定で、東京電力に売電する。年間の発電量は約291万kWhを見込む。これは一般家庭約800世帯分の年間電力消費量に相当する。

 日本アジア投資は、2018年3月までに100MW規模のメガソーラー事業での発電開始を目指してきた。その結果、2016年7月末現在、投資したプロジェクトは企画中を含め、合計26件、103MWまで拡大しているという。

 同社では、東京証券取引所にインフラファンド市場が開設されるなど、外部環境が整備されてきたことから、今後は、条件次第でプロジェクトを売却して早期に収益機会を獲得することも検討していくとしている。